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先日イジンデン公式Youtubeにて、2月から募集が行われていた第1回デッキコンテストの入賞作品の発表が行われました。
最優秀賞に加え、各色ごとに優秀賞と西田賞、ゲームデザイナー賞、ディレクター賞と9つのデッキが入賞しています。
まず今回は各色ごとの優秀賞をチェックしていこうと思います!
赤優秀賞 ~藩校パトラ~

赤優秀賞はクレオパトラと志士の藩校を使用したループコンボデッキ、その名も「藩校パトラ」です。
戦術はハイケイコンボなので緑っぽい印象ですが、第一弾の赤のSRである織田信長とクレオパトラが両方とも採用されており、赤デッキにふさわしいですね!
デッキの動き


まずは千利休とロイヤリティで手札を整えます。
ついでにマホウコストやカルドロンで墓地にもカードを溜めていきます。


次に志士の藩校や炎上がる天守閣を戦場に並べ、それらをクレオパトラで全部破壊します。
クレオパトラの能力で大量にドローできるうえ、志士の藩校の木霊能力が発動します。木霊で徳川家康を戻せばイジン召喚権が増え、伊能忠敬を戻せばハイケイをすべて回収することができます。
さらに引き込んだ手札からハイケイを展開、クレオパトラで破壊…、を繰り返し、織田信長や武者の蔵で即応にした千利休や徳川家康で攻撃し勝利を狙います。

青優秀賞~革命の思想デッキ~

青優秀賞は思想カードをふんだんに使った、「革命の思想デッキ」です。
思想のカードはとても種類が少ないので形にするのが非常に難しいのですが、ただ思想のカードを詰め込んだわけでなく、しっかり強い動きがあるのがいいですね。
デッキの動き
基本的にはジョン・ロックやルソーなど妨害ができる思想のイジンを並べ、吉田松陰で全体をダブルプレッシャーにして一斉攻撃を仕掛けます。


ただそれだけだと少し頼りない戦法なのですが、このデッキにはもう一つの勝ち筋があります。


それはモンテスキュー・永遠の帝都を利用して自軍に破壊されない能力を与えたうえで、カタストロフィを撃つ、というものです。しかもそこにマリー・アントワネットがいれば、マリー・アントワネットは破壊されるのでガーディアンを全て寝かせることができ、一気に勝負を決めることができます。

緑優秀賞~青緑黄テンポコントロール~

緑は藤原不比等にスポットライトを当てたコントロールデッキです。
今までの2つのデッキが自分から仕掛けるのに対し、このデッキは相手のやりたいことを封じていくデッキになります。
緑のカードは少ないものの、藤原不比等とモーツァルトがとても目立つ構成なので緑優秀賞でもあまり違和感はないですね!
デッキの動き
まずはとにかく藤原不比等を出します!

戦場に出た時の効果を持つイジンを封じられるので、以前に紹介したリユニオンLOやうえで紹介した藩校パトラなど、呪文の能力や反魂などを利用した特定のデッキは藤原不比等ひとりで完封できてしまいます。

手札に引けなくても反魂を持っているのでヴィジェ・ルブランの効果から出すことも可能です。
とにかく大切なカードなので永遠の帝都で守れるとなおよしですね。


そこにグスタフ2世アドルフやピーコックを組み合わせ、能力で出てくるイジン以外も横にすることでさらに幅広い範囲のイジンを無効化できます。


また、横にするカードを多く採用しているため、テンペストや松平定信などを強く使うことができます。
最終的にはモーツァルトで遺業能力すら封じ込めて、安全に勝ちに行きます。

黄優秀賞

黄優秀賞はハイケイコンボにストーリー性をふんだんに加えた遊び心のあるデッキ、「里見八犬伝デッキ」です!
里見八犬伝は滝沢馬琴によって書かれた長編小説で、房総半島(現在の千葉県)を舞台に、里見家の当主・義実と八人の若者(八犬士)の冒険を描いています。
作者の滝沢馬琴はもちろん、馬琴とともに仕事をしていた葛飾北斎とその娘の葛飾応為が採用されています。


また実際に犬が出てくるわけではありませんが、八犬伝にちなみ犬が8匹になるようにフール4枚・シャクシャイン2枚が採用されています。
このようにイジンやイラストでデッキを組める遊び心も大切ですね!
デッキの動き
基本的な動きは以前に紹介した緑黄ハイケイデッキと同じような感じで、ハイケイを並べて大日本沿海輿地全図での勝利を目指します。
またこのデッキにはシャクシャインが入っているので、決起で相手のガーディアンを寝かせて純白の塔で勝負を決める狙いもあります。

紫優秀賞

紫優秀賞は紫単体のコントロールデッキ、「CRムラサキ」です。
紫のハイケイをふんだんに使った手札破壊・山札破壊戦略はじわじわと相手を追い詰めるいやらしさがありますね笑。
デッキの動き

まず虎狼痢です。どちらかがカードを捨てると発動し、お互いが見せたカードのレベルが違う限り手札が尽きるまで繰り返されます。レベルの低いマリョクカードが山札の上に置かれるため、相手の山札の上をマリョクで縛ることができ、すぐに勝てなくても相手の行動を大きく制限できます。


次に徳川慶喜+緒方洪庵の組み合わせです。この二人がいると本居宣長や土方歳三の能力で相手にドローさせ、イジンを捨てない限り引いて捨てるをループさせることができます。虎狼痢で手札が0になっているとイジンが引けるまで山札を削り続けることができます。


これらの被害をかわそうとすると相手はドローをしたり、手札を捨てたりといった行動を安易に行うことができなくなるのもとても強力なポイントです!


さらにナイチンゲール+喀血の流行り病の組み合わせで毎ターン相手だけイジンを墓地におかなければならない状況を作ることができます。
上記の組み合わせを活用して山札を破壊して勝利を目指しましょう!

まとめ
以上、各色の優秀賞を見ていきました。
面白いコンボやストーリー重視のものまで、アイデアがあふれ出ていて見ていてうらやましくなりますね。
こんなデッキが作れる才能が欲しい…笑
どんなカードもそのカードの強さを最大限に引き出すことで活躍できるのはとても魅力的ですね。
次回は残りの受賞デッキを見ていきます!
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